パーティグッズとして販売されている羽扇子。
一般的に販売されている物は鮮やかな色彩で、見た目の賑やかさを重視した作りになっているのが特徴です。しかし、こうした既製品はあくまでも既製品なので、デザインがどうしたって似通ってしまいます。
そこで今回提案したいのは、羽扇子のオリジナル制作です!!
・・・と言っても、当店で作るわけではございません。ハンドメイドで作ってみませんか?と言う提案を行います。
羽扇子とは?お立ち台で振っているイメージが強いことについて
世代によっては羽扇子のことを、ジュリアナ扇として認識している人が多いのではないでしょうか?かく言う私もその一人。
ギリギリバブルの恩恵を受けることができず、逆にバブルの負債を一番被った世代ではあっても、実際に触れたり、間近で見たことすらないのですが印象に強く残っています。
それだけ、メディアで取り上げられていたと言うことなのでしょうね。
現在、ジュリアナ扇は完全にパーティグッズとして活用されており、賑やかしアイテムとして認知されている様に思います。もっとも、これを持って踊ることに対して、リンクしないのかもしれません。
こうして考えると、今の状況に着地した羽扇子は元々、パーティグッズとして素質があったと考えるのが妥当でしょう。
羽扇子を作り際に用意したいもの一覧
羽扇子をハンドメイドする場合、色々と揃えるものがあります。とは言え、特別高価な物はなく、希少な物も必要ありません。
羽扇子作りに必要な物
- 扇子
- 羽素材
- 糊
- バケツ
- マスキング素材
100均の物で十分
パーティグッズとして販売されている羽ストールを代用
意外と重要。オススメは塗って剥がせるスプレーのり。もしくは塗って剥がせるスティックのり。
水を使うことになるため必要。
テープではなく、紙で十分。型紙化して使うことをオススメ。
以上になります。こちらに挙げた物を活用すると、羽扇子を作ることが可能です。一見、難しそうなイメージを持つかもしれませんが、ものすごく簡単に作れる方法をご紹介します。
羽扇子の作り方!こだわり版と簡易版の制作方法
羽扇子の作り方には、大きく分けると2つございます。いずれも先にご紹介した物を使えば作成可能です。しかし、作業量の違いから2つのタイプに分けられます。
簡易版の制作方法
羽扇子は扇面に羽をあしらっているものです。この形になれば良いので、必然的に簡易版は原型を活かした作りになります。
- 100均で購入した扇子を用意。この時、柄は特に気にしない。無地であっても柄物であっても大丈夫。
- 竹骨が露出している部分にマスキングを行う。紙をかぶせたり、布をかけたり。親骨以外の骨は薄くて脆いので、過度な力がかかってしまうマスキングはしない。
- マスキングが終わったら、スプレーのりをかける。全体にまんべんなく吹き付ける。
- 羽素材を上からばらまく。もしくはデザイン性を考えて貼っていく。のりが付いた部分に羽素材がくっつく。
- 少し時間を置いて扇子を振ると、のり付けされていない羽素材が落ちる。マスキングを取り除くと完成。
※両面に羽をつけたい時は裏返して繰り返す。
既存の扇面を活用することで、面倒を大幅に短縮できます。なお、閉じにくくなるので、無理に閉じず、開いたままでご使用下さい。
こだわり版の制作方法
少しこだわって羽扇子を作るなら、それなりの作業が必要です。しかし、とても簡単なものとなっています。
- 簡易版と同様、100均で購入した扇子を用意し、扇面の紙を剥がしていく。そのまま剥がしていくと骨が折れる可能性が高いので、接着面についた糊を剥離させる目的で、霧吹きなどを使い湿らせる。
- ゆっくりと扇面の紙を剥がす。ペーパーナイフや薄いカード類を骨と紙の隙間に差し込むと剥がしやすい。
- 紙を剥がしたら(紙は不必要なので捨てても構いません)、骨に残っている紙を綺麗にする目的で、水を汲んだバケツに浸す。しばらくすると、糊が溶け紙が剥がれやすくなる。
- 骨を綺麗にしたら、しっかりと水気を拭き取る。
- 適当な感覚に骨を開いていき、羽をつける予定ではない部分にマスキングを行う。
- スプレー糊を使って、糊付けを行う。
- 羽を上から巻いたり、しっかりと付けたりして接着。
- 最後に余分な羽を振り落として完成。
※羽面を1色ではなく、複数の色にしたい場合は、その後に再びスプレーのりを噴出して、必要な部分に必要な色をデコレートしていく。
いかがですか?こだわり版の羽扇子も簡単にできると感じられたのではないでしょうか?今後、パーティグッズとしてご検討頂けると幸いです。