香る木と書いて「こうぼく」。あなたはそれがどんな物かご存じですか?
今回は香木についてご紹介します。
香木とはどう言ったものか?どんな所が魅力なのか?扇子になった際の効果は?などをお送りします。
そもそも香木とはなんなのか?簡単にご説明します!
香木とは品の良い香りが魅力の木材のことで、沈香や白檀などが一般的に知られています。
香りを楽しむ際、薄く削った木片を炭や火に炙ることで香る、芳香を楽しむ木材です。
香りを嗜む香道と呼ばれる芸道があり、アジアを中心に静かな盛り上がりをみせております。
香道は芸道であることから、香りを嗜む際のスタイルや約束事も多く、品格を大切にされています。
また、香道においては香りを嗅ぐのではなく、聞くと称されることも特徴的ではないでしょうか?
そのため、香道では香りを鑑賞すると言う表現が正しく、その理由として香木は生き物であり、その魂を感じ、声に耳を傾け聞き取るのが香道の考えとして流れているからだと思われます。
香木が日本で知れ渡る様になったのは、日本書紀に記された限りでは、西暦595年とされ、淡路島で発見されたとなっております。
その後、香道は日本でもメジャーな芸道になり、多くの流派が誕生しましたが、今では2つの流派のみ継承を続けています。
香木の中で、もっとも有名な白檀は、加熱せずとも芳香を放っている為、扇子をはじめ、仏像彫刻や数珠などに使われています。
香木で扇子を作成した際の効果とは?
香木白檀を骨として、扇子を制作する。
それはとても風情あるものであり、品の良い物です。
扇子の骨に香木を使う。それは香木を鑑賞することにおいて、非常に理に叶ったものです。
何故ならば、扇子は仰いで使用するため、使うこと=香りを鑑賞することに繋がります。
扇子から風を送ることは大変風情があって、品の良いものです。そこにひと味。
骨に使われた香木から、優しい香りが届くことで身も心も癒される事まちがいなしです。
なお、香木扇子の効果は自分が使うことでも良いのですが、誰かに贈るプレゼントとしても、お喜び頂けるアイテムとなっています。
香木扇子であれば、インテリアとして飾るよりも実際に使ってみて嗜むことが出来るため、実用的な贈り物となります。
香木扇子をオリジナル制作するには?
香木扇子を入手する方法として、一般的なのが既製品を買うことです。
デザインなどはお選びいただくことは出来ませんが、高級感溢れる一扇をご使用いただけます。
一方で、贈り物としてご使用されたいのでしたら、扇子工場でのオリジナル作成がオススメです。
なお、一般的な香木扇子は、面に紙や布が貼っていないのが主流ですが、当店では扇面に紙などを使用した実用的な一扇をお作りいただけます。
贈答品や記念品として、オリジナル扇子が作りたい!そして、特別なものが作りたいとお考えならば、香木扇子をお求め下さい。
香木扇子のお求めは、お問い合わせよりお尋ねください。