一般的な扇子は右利き用です。それは特にそう決められている訳ではなく、昔から人々に親しまれている道具であるからこそ、何の疑問もなく、右利き用となっているのです。
これは、世界人口の中でも左利きがマイノリティであるから、特に生活用品は主に右利き用で作られています。
そこで今回は、左利き用扇子について、ご紹介します。
左利き用と右利き用、それぞれの扇子に違いはあるの?
右利き用の扇子は、オーソドックスなもので、一般的に販売されているものです。
当店でも、オリジナル作成や既製品として扱っている物は、右利き用になります。
一方で、左利き用の扇子は右利き用と違い、親骨と言うパーツが、広げた時に左側になります。
※左右が逆になった状態です。
左利き用扇子を作るメリットはあるの?
左利き用の扇子は、左利きの方にとって大きなメリットがあります。
右利き用扇子を左利きの方が使用する事自体は、決して難しいものではございませんが、絵柄の入った扇面を内側にして仰いだ際、扇子が自然と閉じていきます。
特に意識すること無く、閉じていってしまうので、仰ぐ時に非常に使いにくいです。
左利きが右利き扇子を使うにはどうすればいいの?
絵柄を楽しみながら、右利き用の扇を使うのが難しい左利きの方でも、右利き扇子を使うにはどうすればよいのでしょうか?
- 両貼り扇子を購入する。
- 扇子を両手で持つ。
- 持ち手を工夫する
両貼りにすることで、裏表、どちらの面からも絵柄を楽しむ事が出来ます。
これにより若干、苦しいところはありますが、絵柄を見ながら扇子で仰ぐことが出来ます。
扇子を両手で持って、前方から仰ぐことで、優雅に風を送ることが出来ます。
欠点としては、気軽さがありません。
扇子を持つ際、右手と左手では、力の入れるポイントが違うだけで、1分ほど使用することで、自然とフィットする位置が見つかります。
もちろん、使いにくさは感じる部分もございますが、右利き用の扇子であっても左利きの方がスマートに使用する事は可能です。
なお、当店では現在、誠に申し訳ございませんが、左利き用扇子の製造販売は行っておりません。
今後、新たな展開がございました時には、サイトを通じてご報告させて頂きます。
何卒、ご了承をお願い致します。