扇子の応急処置
例えばオリジナルノベルティデザインでオーダー特注作成したお気に入りの激安扇子などはその使用頻度も多くなっていくと思いますが、そうなると時には壊れてしまう場合があります。
紙素材の部分が破れてしまった場合などはやはりオーダーメイド特注専門ノベルティ業者に依頼するのが一番ですが、要の部分程度だったらご自分でも応急処置することが可能です。
要とはオーダーメイド名前入れ扇子の根元の留め部分のことを言うのですが、オリジナルで特注ノベルティプリント製作したものにしろ、通販などで格安販売されている既製品のものにしろ、長年愛用しているとその部分が唐突に取れてしまう場合がありますが、その補修制作方法を以下に紹介してみたいと思います。
1.まず名前入れ扇子のさまざまなデザインがオーダーメイドプリント印刷された紙素材の部分を、その折り目に合わせてしっかりと綴じ、開かないように輪ゴムなどを利用してきつめに縛ったら、壊れてしまった部品を取り除きます。
2.名前入れプリント扇子の要の穴のサイズに合う、いらなくなった激安ボールペンの芯(よくある半透明のプラスチックの管です。インクが入っていない部分を使用してください)を用意し、それを穴にゆっくり慎重に挿し込みます。
3.次にアイロンとクッキングシートを用意し、管の先を名前入れ特注ノベルティプリント扇子の穴から2mm程度出したところで留めたら、クッキングシートを挟んでそれにアイロンで熱を与えていきます。高温を与えられるとプラスチックで出来ているボールペンの芯の管は溶けていきます。クッキングシートを挟む理由は、溶けたボールペンの芯がアイロンにくっついてしまわないようにするためです。2mm程度出した管の先の部分が無くなるまで、火傷等に気を付けてなるべく綺麗につぶしてください。
4.片方が終わったらもう片方も同様に、管を2mm程度出した状態でカットし、アイロンとクッキングシートを使ってその出た部分を溶かしてつぶしてください。このコツとしては、アイロンを片手で持って固定し、綴じたオーダーメイドプリント扇子をそれに押し当てるようにすると良いでしょう。溶けた部分をよく見ながら少しずつ行ってください。
5.両側が終わったら補修完成です。この方法は激安オーダーメイド名前入れ扇子の要の穴と合うボールペンの芯がなければ出来ないことであり、あくまで応急処置ではありますが、意外に丈夫ですので、機会があったらお試しください。